
極上煎茶 ー極ー
煎茶は、日本で最も親しまれている緑茶であり、その爽やかな香りと奥深い旨味は、日々の暮らしにそっと寄り添います。日本茶の歴史においても、煎茶は特別な存在です。
■ 煎茶のはじまり
17世紀の江戸時代、抹茶とは異なる“淹れて飲むお茶”として誕生し、たちまち庶民の間に広がりました。そこから日本独自の煎茶文化が育まれてきました。
■ 製法のこだわり
摘んだ茶葉をすぐに蒸し、揉んで乾燥させる「蒸し製法」によって、鮮やかな緑色と香り、旨味が生まれます。
蒸し時間の違いによって、「浅蒸し」「深蒸し」など、さまざまな風味が楽しめます。
■ 煎茶の種類
かぶせ茶・玉露系煎茶:旨味の強い高級タイプ
浅蒸し煎茶:すっきりとした香りと渋み
深蒸し煎茶:まろやかで濃厚な味わい

ほうじ茶 ー香ー
ほうじ茶は、煎茶や番茶、茎茶などを高温で焙じることで、独特の香ばしさと落ち着いた茶色を引き出します。
焙煎によってカフェインが少なくなるため、胃にやさしく、就寝前でも安心してお楽しみいただけます。
■ 特長と製法
焙煎の技術が、ほうじ茶の味と香りを決める鍵。
火加減・時間・茶葉の種類によって、軽やかなものから香り高く深みのあるものまで、幅広い表情を生み出すことができます。
私たちは、焙煎の加減にこだわり、香り・まろやかさ・後味の調和がとれた一杯をお届けしています。
■ 味わいと香り
ふわっと広がる香ばしさ
渋みが少なく、まろやかで飲みやすい
お食事中や食後のお茶としても人気が高く、油分の多い料理や、和菓子・洋菓子との相性も抜群です。

和紅茶 ー紅ー
日本の風土と職人技が育む、やさしく奥深い紅茶。
和紅茶(Wakōcha)は、日本国内で栽培・加工された茶葉を用いて作られる国産紅茶です。緑茶やほうじ茶と同じ茶樹(Camellia sinensis)を原料としながらも、完全発酵によって紅茶特有のまろやかな甘みと芳醇な香りが引き出されます。
■ 和紅茶の製法と味わい
和紅茶は、収穫した茶葉を萎凋(いちょう)させ、揉み込み、酸化発酵させた後、乾燥して仕上げます。
この自然発酵の過程が、渋みの少ないまろやかな味わいと、やさしい甘み、花のような香りを生み出します。
■ 和紅茶はこんなシーンに
おやつ時間に和菓子や焼き菓子と共に
カフェインを控えたい夜のリラックスタイムに
お友達への贈り物としても人気

抹茶 ー雅ー
抹茶は、日本の茶文化の象徴であり、古来より茶道や日常の中で大切に親しまれてきました。
新芽だけを丁寧に摘み取り、碾茶(てんちゃ)に加工し、細かく挽いて仕上げた鮮やかな緑の粉末茶。
その美しい色合い、濃厚で奥深い旨み、まろやかな苦み、そして甘みが調和する味わいは、五感すべてで楽しむ日本の芸術です。
■ 世界が注目する、現代の“スーパーフード
抹茶にはカテキンやテアニン、ビタミンが豊富に含まれており、心と身体のバランスを整えるお茶として、世界中で注目を集めています。 1杯で茶葉そのものをまるごと摂取できるのも、大きな魅力です。
近年、抹茶はヘルシーで美しいスーパーフードとして世界中で注目を集めています。アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアを中心に、抹茶ラテやスイーツ、スキンケア製品などにも広く応用され、現代のライフスタイルに寄り添った新しい楽しみ方が広がっています。
